蔵だより ~2024年スタートしました~

遅くなりましたが本年もよろしくお願いいたします。

新年早々、例年より暖かい日々が続くかもと思っておりましたが、

なんやかんやで雪も積もったりして、いつもの丹波篠山になってまいりました。

第二クールがスタートしました!

2024年になり、第2クールがスタートしました!
第2クールは新酒用はもちろん、「氷室の純米」「氷室の生酒」用も仕込んでいきます。

正直10~11月は異常気象と言いますか暑すぎて、温度管理が難しかったのですが、
ここまで気温が下がってくるとやりやすいですね。
今年の秋は、もう少し涼しくあってほしい!

自社田圃の山田錦での麹造りが始まりました

自社田圃の山田錦
は収穫の時期の兼ね合いで、
第2クールから使用していきます。
上でも述べたように、
「氷室の純米」や「氷室の生酒」で主に使用します。

6月にスタートした田植え
田んぼ通信 7月号 【自社田で山錦を栽培しています】
田んぼ通信 8月号 【自社田で山錦を栽培しています】

無事実り
実り

玄米
玄米

今年も自社田圃の山田錦は一等米でした。
60%に磨かれ、いよいよ洗米。
精米

洗米と限定吸水

精米されたお米を10kgづつに分けていざ洗米。
1分半かけて糠を取り浸漬します。

そして浸漬
浸漬

浸漬時間は、年度初めの時は少量でテストし、それ以降はテストの結果と例年のデータと目視で浸漬時間を決めるのですが、
例年以上に今年は水温の少しの違いや秒単位の違いで吸水具合が大幅に変わるのでシビアでした。

とは言え、いつも米が吸水していくところをみるのって面白いし、自分の思い通りに吸水させることができたときは嬉しいですね~

浸漬後は一晩掛けてさらしていきます。

麹造り

洗米、浸漬を経て
蒸されたお米は「麹室」へ…

残念ながら今回は途中の写真がありませんが、

いい仕上がりの麹になったのではないかと思います。

過去の田んぼブログでも書いたのですが、
今年から田圃への関りが深くなったので、
今まで以上に気持ちも乗ってる気がします!

雑記

秀月に関係あることないことをここからは書いていきます!

寒い日にはやっぱり燗

毎年来て下さる季節の蔵人さんのお知り合いの方が作っている鯖寿司が大好みで、定期的に買ってます。
少し寒くなってきたので上撰の熱燗を一緒に頂きました。

鯖の脂と米の甘味が口の中で広がったところに、
上撰燗のまろみと酸味とほんの少しの温かさがマッチして、
食も飲もぐいぐいっと進みました。

話を聞くと、鯖に合うようにお米も篠山産のコシヒカリをはじめいろいろブレンドしているとの事で、
まさに職人の味。そのこだわりも見習いたいと思いました。

家で燗酒飲んでいる時、
もう燗したやつ全部飲んでしまったと思ってたけど、
数時間後、まだ少し残っている冷めきったやつ発見して飲むの、
また違う美味しさないですか?
私だけですか?

辞書で呑む

年末年始は特番が多く、その中でもこれが良かったなと思ったのが

辞書で呑む

です!

文字通り辞書を引いて、その単語や用例などを見ながらお酒を吞む番組です。

内容ももちろん面白いんですけど、
新しいお酒の販売や直売場のセット名考えたりするとき、
縁起物やその日本酒から連想するような言葉って、
結構既存の物とかぶったりすること多く、
なかなか悩みどころだったりするとき、
辞書とか読みまくったなという思い出もあり、
特にいい番組だと思いました。

このブログを読んでまだ配信中でしたら、
ぜひとも秀月片手に見て下さい!