田んぼ通信 7月号 【自社田で山錦を栽培しています】

丹波篠山の酒蔵である狩場一酒造では、「原料米をもっと知ろう」をスローガンに、
平成8年から自社所有の田圃で酒造好適米『山田錦』の栽培しています。
直売所から徒歩数分の距離にありますので、ご来店の際にお時間ありましたらぜひお立ち寄りください。

自社の田んぼで『山田錦』を栽培中

田植え

6月の上旬に、蔵元・杜氏・蔵人、総出で田植えを行いました。
育てている酒米は、酒米の王様の異名をもつ酒造好適米『山田錦』。兵庫県が生産量1位の、日本酒と共に成長してきた良質な酒米です。
山田錦は「晩生」の品種で、6月上旬に田植えが始まり10月中頃に収穫をします。

10月の収穫に向けて、良質なお米・お酒になるよう頑張ります!

順調に育っています

6月の田植えから1.5ヶ月経った稲の様子。
毎日、稲の様子を見に行き、水の管理や虫にやられていないかのチェックをこまめに行います。
数本だった稲はしっかりと別れて茎も太くなってきました!
今年はモグラが同じ場所に穴を掘るので埋める作業に苦労しました。こんな珍事中々なかったのですが、塞いでも塞いでも同じ場所に…!
放っておくと穴から水が抜けてしまうため、負けじと穴を塞ぎます。
人間とモグラの根比べ、無事勝ちました👏

溝切り

狩場一酒造の田んぼは3枚あります。
それぞれの田んぼに少しづつ高低差があり、その一番下に位置する田んぼは他から水が入ったりと乾きにくいので、『溝切り』という排水口に繋がる水の通路を作る作業を行います。
溝切りする事によって、太く背の伸びた稲の間を水が流れやすくなります。

田んぼに佇む杜氏

溝切を終えた田んぼで何を思うのか……

次回8月号でお会いしましょう!
Seeyou next time