桜おすすめスポット in 丹波篠山
甑 倒し 、皆造、火入れ、片付けと
無事に今期の仕込みも 怪我なく終えることができた。
私がこの業界に入って間もない頃、
先輩の蔵人さんに言われた
「酒造りは紅葉から桜までなんや」
という言葉をこの時期になると思い出す。
四季醸造やGWをこえて六月くらいまで
酒造りをやってる蔵もあるけれど、
( 少しうらやましい。。 )
この時期に作業を終えて桜の木の下、
花見しながら自分たちの酒で一杯ってのが、
蔵人冥利に尽きる気もする。
今回は秀月を片手に見てほしい丹波篠山の桜スポットを紹介します。
① 有居地区 篠山川の堤防
篠山川沿いにはたくさんの桜並木があります。
城下町に向かう県道36号線の渡瀬橋を過ぎたところ左側に、大きな弧を描くように桜の通り抜けが続いています。
桜の咲く時期にあわせて、堤防の土手には菜の花の鮮やかな黄色が映えます。
② 城下町 篠山城周辺
篠山城を囲む堀や、大書院のあるお城もたくさんの桜の木で華やかな様子です。
特に毎年4月初旬は「さくらウィーク」と題して、ぼんぼりの優しい色にライトアップされた桜を求めて、たくさんのお客様でにぎわいます。
期間中は出店もあり、懐かしいお祭り気分に浸りながら、花見をすることが出来ます。
③ 波賀野 武庫川の堤防
私たちの蔵のある波賀野地区で一番おすすめの場所は、武庫川の両側に桜並木が続く、国道372号線と武庫川の合流地点です。
私たちにとっては、秀月の山田錦を栽培する田んぼから眺めることができ、日に日に変化していくことを感じれれる、最も身近な桜並木です。
④ 曽地中 森の学校のシンボルツリー
丹波篠山出身であり、日本の霊長類研究をリードした河合雅雄の少年時代を描いた、映画「森の学校」のロケ地となった曽地中の桜の木はどうしても外せません。
田んぼの中に堂々と威容を誇る姿は、どこか河合先生のようでもあり、映画で主人公を演じられた、俳優・三浦春馬さんのようでもあります。
最後に
今回紹介できなかったおすすめの桜スポットが、まだまだ丹波篠山にはあります。
ぜひ、感染対策をされて、自分推しの桜スポットを探しにいらしてください❢❢